税務あれこれ

2026年1月25日 日曜日

ふるさと納税:ワンストップ申請していても注意するべきこと

ふるさと納税をワンストップ特例制度で申請したため、「年末調整で手続は終わっている」と思っている方も多いかもしれません。

ワンストップ特例には2つの留意点があります。

まず

ワンストップ申請を行うためには、ワンストップ特例申請をふるさと納税を行った各自治体に特例申請を行わなければなりません。
これを行わないと、確定申告にて対応する必要があります。


次に

医療費控除や住宅ローン控除(初年度)などの理由で確定申告を行う場合、ワンストップ特例制度は使えなくなります。
ワンストップ特例は、そもそも確定申告を行わない前提の制度です。

年末調整後・ワンストップ特例申請済であっても、医療費控除などを理由に確定申告をすると、ワンストップ申請の内容は自動的に反映されません。

そのため、何らかの理由により確定申告をする場合は、ふるさと納税の金額を寄付金控除(所得控除欄)として申告書に記載する必要があります。
ワンストップ申請をしていても、この記載をしなければ、ふるさと納税による税額控除は受けられません。

寄付金控除を記載し忘れると、本来軽減されるはずの所得税や住民税がそのまま課税されてしまいます。

「申請したのに控除されていない」というケースは、実際に十分想定できると考えます。

確定申告をする年は、ワンストップ特例は一度リセットされます。
医療費控除などで申告する場合は、ふるさと納税の「寄付金控除」の記載を忘れないようご注意ください。


Paul Victor Jules Signac 
Capo di Noli(1898)